放っておいたら、じわじわと痛みが再発。歩くことさえできなくなりました。
芦田のりこ、58歳です。
電気制御の仕事を自営でやっています。部品の配送などで車の運転をすることも多く、結構重たいものを持ったりしています。
渡辺接骨院にはじめてきたのは、去年の4月です。若い頃からぎっくり腰があったんですが、一昨年の6月くらいに、立っていられなくなるくらい、腰が痛くなりました。
でも、その時は「ああ、ヘルニアみたいなのが悪くなったんかな」なんて言ってる間に、2週間もしたら治まったんです。
その後、しばらくは治まってたのが、暮れの大掃除で無理がたたったのかな、2月頃から徐々に脛(すね)が痛くなってきたんです。
だんだん、歩くことも難しくなって…。
どこの病院でも「手術」だと言われたけど、手術はイヤ。手術しない治療を探していました。
病院に行くと、レントゲンを撮られ、狭窄症だ、と診断されました。それから違う近所のクリニックに行くと「手術しないとあかん」と言われて。
さらに、友達から「うちの息子が行って、一発で治ったで」と紹介されたクリニックにも行ったんですが、そこでも「最悪手術だよ」と。
「切って貼って」じゃなくて、自分の治癒力で治すというような、何か方法がないかな、と思い、いろんな人に聞いて回りました。
そしたら、子どもが通っていた体操教室で親しくなったお母さんが、「渡辺接骨院へ行ってごらん」と紹介してくれました。
紹介されて、すぐに行きました。迷ってる余裕はなかったですね。行ってみてから(続けるかは)選択すればいいや、と。,鍼治療とか、トレーニング室があるなんてことも知らないで。
初めての鍼治療、肩がストーンと楽になりました。
「はじめてここに来た時、鍼治療をしたんです。
鍼治療なんてやったことなかったから、鍼は怖かったし、もう、すごい覚悟して、やってみよう、と。
そしたら、腰の治療後に、肩が楽になったんです。
肩こりが、っていう意識はありませんでしたし、肩を治療してもらったわけでもない。
でも、肩が、何かストーンとなった時に「すごい」と思いました。
私、こんなに凝ってたんだ、これが普通なんだ、と。
そして、鍼治療して4日ぐらいした時に「あれ、今日は長いこと立てたな」という日があったんですよ。「え? 鍼が効いてるの? この鍼って何?」という感じでした。それで、ちょっと続けてみようと思ったんです。
それと、松本先生に、「最悪手術になったらどこの病院を紹介してもらえるんですか」と聞いたら兵庫医大との答え。
「ああ、病院とつながってるんだ、いいな」と思いました。
これが一つ、安心感にもなっていたと思います。鍼でダメだったら病院紹介してもらえばいいか、なんて(笑)
治療2ヶ月め、歩いてコンビニへ。「歩けるんか?」とお父さん。私は「歩けたのよー!」って。
治療を受け始めて2ヶ月後の5月終わりに運動会があって、お父さんがいすを持ってきてくれたんです。
その頃は10m~20m歩けるかな、というような状態だと思っていたのですが、300m先にある駐車場までバーッと行って帰ってきたんです。そしたらお父さんが「歩けたんか!」って。だから私も「歩けたのよー!」って。
その後も、コンビニにアイスコーヒーを買いに行くことになって、「行ってくるよ」「行けるんか?」…私、往復してきたんですよ。ちゃんと立って2つ持って。
試してみよう、歩いてみようという気になりました。
1つできるようになると、次は何をしよう、次はどこへ行こう、という気持ちが湧いてきます。そうやって、できることを少しずつ増やしていきました。
学校へ参観にも行けなかったのが、地域活動で貢献できるまでになりました。
子どもの学校が遠いので、下の子の時は、参観も行なかったりしました。それが今なら全然行けます。下の子には申し訳なかったなぁ…。
それと、地域で町会の役員をやったりしているので、以前は、「立ってられないので途中で帰るかもしれませんけど」って、調子がいい時にバーッとやるという感じだったのが、地道にできるようになりました。
毎月の掃除、地域の掃除とかもできるようになって、地域に貢献もできています。
アウトドアでどこか出かけよう、なんてことも遠慮なくできますし。
この前、東京に出ている子どもが、うちに帰って来たら「きれいになってる」「めっちゃ片付いてるやん」と言うんですよ。
だから、私、「すごい元気になったよ」って言いました、言えました。
トレーニングを続けてるステキな先輩方を見ると、あんなふうに年をとりたい…、と思います。
正直、こんなにぶわっと良くなるとは思ってなかったです。もちろん、期待はしてましたよ。でもここまでは…。
本当に、また立って歩けることが嬉しい。その思いを噛み締めています。
歩けることが、どれだけありがたいことか。
立ってることが、どれだけありがたいか。
ここに来て、自身の健康管理のためにトレーニングを続けておられる、素晴らしい先輩たちにたくさん出会えました。
年齢を聞いたらびっくり、ああいう年の取り方をしたいな、と思わせてくれる方がたくさんいらっしゃいます。
続けるって大変なことですが、よくなった状態を維持できるように、私も続けていきたいと思っています。
- インタビューにお答えいただきありがとうございました!